投稿日:2025.05.13
お知らせ
【スタッフコラム】ゴールデンウイークの思い出
私は登山が好きで時間が取れたら山に登っているのですが、今年のゴールデンウイークには大分県玖珠町にある万年山(はねやま・標高1140.2m)に登ってきました。万年山は、山頂部が浸食された台形状の山で、東西に細長く続く独特な形が特徴です。アメリカのグランドキャニオンに見られる「メーサ」と呼ばれる地形が日本でも見られる珍しい山で、登山者の間でも一度は登ってみたい存在です。
推奨ルートは、下園登山口からハナグリ岩を経由して山頂を目指すコースでしたが、今回は逆回りで登りました。登山道は全体的に整備されており、初心者でも比較的安心して歩けます。尾根道の両側にはミヤマキリシマがまだちらほらと咲いていました。季節によっては美しい花畑が広がることで知られているようです。山頂に到着すると、南に涌蓋山、奥にはくじゅう連山がひろがっていて、まさに絶景でした。
万年山は、短時間で登れるメインルートもありますが、尾根をじっくり歩くことで、より深く自然を味わうことができます。アップダウンはありますが、それほど急こう配ではないので初心者の方にお勧めです。ただ、個人的な感想をいいますと、登山ルートの約半分がコンクリートの道でしたので、足が疲れたなあという思いもありました。
驚きだったのは、帰り道の草原で狸に出くわした事でした。30Mくらい先で何かを探している様子で、私たちに気づくと一瞬目が合いましたが、私たちに動じる事もなく何事もなかったかのように草むらで何かを探し続けていました。その光景に驚き、この大地の雄大さを感じた瞬間でした。
登山は心身ともにリフレッシュできますし、今回も万年山の静けさと雄大な景色は、日常の喧騒を忘れさせてくれました。自然の恵みに感謝しつつ、また新たな山への挑戦を楽しみにしています。